広島ファイナンシャルプランニング株式会社 の日記
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ASEAN
2010.10.07
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近年その高い成長力と若年世代中心の人口構成等から注目を集めているASEAN(東南アジア諸国連合)。日本国内の市場が伸び悩む中、アジアは有望な消費市場として存在感を発揮しています。今回はその消費市場の中核となる中間所得者層に着目してみました。
2000年代をみるとASEANは日本や米国の伸びを大きく上回る所得増加率を示しており、持続的な成長や人口増加を背景に購買力を備えた層が拡大しています。
例えば耐久消費財の主たる購買層である所得5000ドル超の人口をみると、2008年時点で2億人と、1990年の4倍に増加しています。またこの層は人口予測値から計算すると、2020年には4億人になると目されています。
今後20年を考えた場合、ASEANは中間、そして富裕層の人口が増加し消費市場が拡大していきます。長期投資をする上では、抑えておきたい地域ですね。