広島ファイナンシャルプランニング株式会社 の日記
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利休七則
2010.10.25
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木々の葉も秋色に彩りが増し、夏の猛暑がほんの少し懐かしく感じます。本格的な秋の到来を前に、各方面からお茶会のご案内が届いています。
茶は服のよきように
炭は湯の沸くように
夏は涼しく、冬は暖かに
花は野にあるように
刻限は早めに
降らずとも雨の用意
相客に心せよ
これはもともとは茶道の大成者千利休にある人が“教えてください、茶道とは何ですか?”と尋ねた際に利休居士が応えた言葉と言われています。
茶道とは自然体のまま、四季折々の季節感を大切に情緒を愉しみ、「もてなし」「しつらえ」を基本とした文化のひとつと言われています。「相客に心せよ」...簡単なようで案外難しいもの。仕事、家庭、友人間でも受け止める人それぞれによって、どんな事、どんな場面でも解釈に若干の違いがあるのは当然のことですよね。相手の気持ちを慮るということでしょうか。
心掛けたい気配り・気遣いとして、セミナーの実施前などに社内でもよく皆と話をします。ちょっとした心配りで相手とのコミュニケーションがうまく取れるのであれば、それはとても嬉しいこと。小さな工夫の積み重ねが天下無敵のオリジナルの武器になることも。
信念と情熱、そして、思いやりの優しい気持ちを忘れることなく生きていくことがとても大切であると改めて感じます。