広島ファイナンシャルプランニング株式会社 の日記
-
10年ファンド
2010.12.08
-
ファンドを選ぶ時に、その運用期間というのは大いに考慮すべきところです。変動の激しい投資環境下でも長期投資に耐えられる品質を持ったファンドかどうかを判断するには、せめて5年、できれば10年の運用実績をみてみたいところです。
この10年の間にITバブル崩壊、エンロンやワールドコムの破綻、アメリカでのテロ事件にリーマン・ショックと、世界の投資環境はめまぐるしく変動しました。
この激動の10年間で良好な運用実績を残したファンドがあれば、それは高い品質と確かな運用手腕を持ったファンドといえるのではないでしょうか。そんな実績にあるファンドの中から、今回は国内株式型ファンドをご紹介してみたいと思います。
ちなみに2000年11月末の日経平均は14648円、今年11月末は9937円で、約32%も下落しています。そんな中、同期間において、プラスマイナスゼロの成績のものも数本しかないなかで、JPモルガン・アセットの「JFザ・ジャパン」とアムンディ・ジャパンの「アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド」はおおよそ倍になるほどのパフォーマンスを記録しています。投資環境が悪いなかでも10年経ってみればしっかり右上がりを達成してきたわけです。
2010年、新興国市場では株価が反発し、リーマンショック前の水準を取り戻しているところもあります。確かにここ半年・1年間の日本株市場は低迷局面が続いています。その中での運用は苦しい状態ではあると思いますが、いままでの実績を考えれば、今後市場環境が改善していけば、再び地力を発揮してくれることが期待されることでしょう。